テルミン
触れずに弾く幻の電子楽器を、指のなぞりで再現。横で音の高さ、縦で音量。あの「ヒュイ〜ン」という宇宙的な揺らぎを、ブラウザで。
- ⏱ 1分〜
- 🔊 音が主役
- 🎚 音階・音色を選べる
- 🆓 無料・登録不要
このブラウザは音の再生(Web Audio API)に対応していません。
最新の Chrome / Safari / Edge でお試しください。
遊び方
- ☝️ なぞる暗いパッドに触れたまま指を動かします。左右で音の高さ、上下で音の大きさ。上ほど大きく、下ほど小さくなります。
- ✋ 離す指を離すと、音はぷつっと切れずにふわっと消えます。
- 👀 目印を見る右上に今の音名(A4 など)が出ます。パッドの下に並ぶ C3・C4… は「ド」の位置です。
スケール・音色・オクターブ・ビブラート・リバーブは下の操作欄で切り替え。設定は次に開いたときも残ります。
つくりの話
テルミンを指1本に置き換える
テルミンは、1920年ごろにロシアの物理学者レフ・テルミンが発明した電子楽器です。本体から立つ2本のアンテナに手を近づけたり遠ざけたりして、片手で音の高さを、もう片手で音量を操ります。楽器に一度も触れずに弾くので、手の位置がそのまま音になります。
画面には手を近づける空間がないので、2本のアンテナの役目をパッドの縦と横に割り振りました。横が音の高さ、縦が音量です。音の高さは左端のド(C3)から、3オクターブ上のド(C6)まで。2オクターブを選ぶと右端がC5になり、そのぶん1音あたりの幅が広がって狙いやすくなります。
「ヒュイ〜ン」はすべり方で決まる
テルミンらしさの半分は、音から音へなめらかにすべる動き(ポルタメント)です。このトイでは、指が動くたびに音の高さを一気に変えず、目標の高さへ数十ミリ秒かけて寄せていきます。ゆっくり動かせば歌うように、さっと動かせば「ヒュイッ」と跳ねる。指の速さが、そのまま表情になります。
音量も同じように、急に変えずに寄せています。音の大きさを瞬間的に切り替えると、スピーカーから「プツッ」という雑音が出るからです。指を離したときも、一瞬で切らずに短くフェードさせて消しています。
音階は「外れにくくする」ための補助輪
本物のテルミンには鍵盤もフレットもなく、正しい音程で弾くのはとても難しい楽器です。そこで「スケール」を選べるようにしました。
| スケール | 中身 |
|---|---|
| フリー(無段階) | 本物と同じく音程が連続。目安として、いちばん近い音名を表示 |
| メジャー | ドレミファソラシ。最初はこれ |
| マイナー | ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭ |
| ペンタトニック | ド・ミ♭・ファ・ソ・シ♭の5音。どこで止めても雰囲気が出る |
| クロマチック | 半音を全部 |
フリー以外では、指の位置をいちばん近い音にそろえてから鳴らします。そろえたあとも音の移り変わりにはすべりが残るので、音を外さないまま、テルミンらしいうねりは消えません。パッドにうっすら見える縦線は、そのとき選んでいるスケールの音の位置で、ドの線だけ少し明るくしてあります。
ビブラートは遅れて咲く
ビブラートは、音の高さを1秒に5.5回ほど揺らしています。ただし指を置いた瞬間からは揺らさず、0.55秒ほどかけて少しずつ深くしていきます。うまいテルミン奏者は、音に着地してから揺らしはじめるからです。おかげで短く刻んだ音はまっすぐ鳴り、伸ばした音にだけ揺れが乗ります。スライダーをいちばん右にすると、音の高さの約4%まで揺れます。
音色とリバーブ
音色は4種類です。澄んだ「サイン」、少し明るい「トライアングル」(最初はこれ)、ざらっと鋭い「ノコギリ」、それにトライアングルの高い成分を削って丸くした「ソフト」。昔のSF映画で聞くような、ふわっとした音にしたいならサインかソフトが近くなります。
「リバーブ」をONにすると、0.23秒遅れの反響が少しずつこもりながら何度か返ってきます。広い場所で弾いているような余韻が足されます。
見た目も音から作る
パッドの真ん中を横切る光の線は、いま実際に鳴っている音の波形です。音色を変えると線の形が変わるのがわかります。指の位置には光の玉が出て、色は左の水色から右の赤紫へ、音の高さにつれて変わります。指を離したあとも、余韻が鳴っているあいだは線がゆっくり静まっていきます。
楽しみ方
- まずは一曲:スケールはメジャーのまま、C4の目印から「ドドソソララソ〜」と弾くと「きらきら星」になります。同じ音を続けるときは、2回ちょんちょんとタップします。
- フリーで音程あて:スケールをフリーにして、右上の音名を見ながら「A4」にぴたりと止めてみる。本物のテルミン奏者の大変さが少しわかります。
- SFの効果音:音色をサイン、ビブラートを強め、リバーブをONにして、指を上下左右にゆっくり回すと、UFOが降りてくるような音になります。
- 音量で歌わせる:同じ高さのまま指を上下に動かすと、音がふくらんだりしぼんだりします。伸ばした音の最後をすっと下げて消すと、ぐっと演奏らしくなります。
よくある質問
音が出ません
ブラウザは画面に触れるまで音を鳴らさない決まりなので、パッドに触れた瞬間に音の準備を始めます。iPhone は本体の消音(マナーモード)がオンだと Web ページの音も鳴らないことがあります。パッドのいちばん下は音量ゼロなので、少し上をなぞってみてください。
2本の指で和音は弾けますか?
弾けません。本物のテルミンと同じく、鳴る音はいつも1つです。2本目の指で触れると、そちらの指に音が移ります。
途中で音が鳴りっぱなしになりませんか?
なぞっている途中で別のアプリに切り替えたり、タブを裏に回したりしたときは、自動で音を止めるようにしています。
設定はどこに保存されますか?
スケール・音色・オクターブ・ビブラート・リバーブの5つは、お使いのブラウザの中に保存されます。演奏した音を録音したり、どこかへ送ったりはしていません。
最終更新