わっしょいボックス
音を重ねるたび、祭りが育つ。タップで楽器を入れて、外して、あなたの囃子(はやし)を組もう。全部そろうと——宵宮MAX。
- 🔊 音が主役(イヤホン推奨)
- 🥁 6楽器×2パターン
- 🔗 構成をURLでシェア
- 🆓 無料・登録不要
タップで音を重ねよう(もう一度でパターンB、さらにでOFF)
遊び方
- 🏮 はじめる幕の「はじめる」を押すと音が鳴り始めます。何も選んでいなければ、大太鼓・締太鼓・鉦の3つが入った状態から。
- 👆 タップで切り替え楽器のボタンを押すたびに OFF → A → B → OFF と回ります。ボタンの小さな点の列が、そのパターンで鳴る16拍の位置です。
- 🤫 しずめる全部の音をすっと消して、静かな夜に戻します。音の余韻は0.7秒かけて消えていきます。
6つ全部を鳴らすと宵宮MAX。✨「この囃子をシェア」で今の構成がリンクになり、⛶ で夜祭りを全画面にできます。
楽器とパターン — 全6種
どの楽器も、同じ16拍の輪の上でAとBの2パターンを持っています。全部OFFも含めると、組み合わせは3の6乗で729通り。音は右と左に少しずつ散らしてあり、櫓の前に立って聴いている位置関係になっています。
大太鼓おおだいこ真ん中
A は1拍目と3拍目の「ドン…ドン…」。B は弱い打ち込みを足した「ドドンがドン」。祭り全体の土台です。
締太鼓しめだいこやや左
A は大太鼓のすき間を縫うテケ・ツク。B は後半に向かってだんだん強くなりながら詰まっていくロール。
笛ふえ右
レ・ミ・ソ・ラ・シの五音で吹くピーヒャラ。A は中音域でくり返し、B は高い音へ舞い上がります。
鉦かね左
響かせる「チャン」と、すぐ止める「チキ」の2つの打ち方。A はチャン・チキ、B はチャンチキチキ。
掛け声かけごえやや右
A は「わっしょい わっしょい」。B は頭に「そーれ」が入ります。鳴るたびに群衆の手が上がります。
鈴すず右端
A は1拍ごとのシャン。B は8分音符で刻むシャラシャラ。高いところで全体をきらきらさせます。
つくりの話
押すだけで音楽になる理由
元ネタは、音のパーツを重ねて自分のグルーヴを作るフランス生まれの音楽トイ「Incredibox」です。それを日本の夜祭りに持ってきました。
どの組み合わせでもちゃんと祭りに聞こえるのは、全楽器のパターンが同じ「16分音符×16」の輪の上で回っているからです。16分音符で刻めば締太鼓のテケテケも表せて、それより細かくすると素人の手には負えなくなる。輪の長さは4拍子の1小節ぶん、テンポは1分間に116拍で固定です。
譜面はプログラムではなく、ただの表として書いてあります。「何拍目に、どの強さで」の一覧です。音を鳴らす部分も、ボタンの点の表示も、提灯の明滅も、同じ表を読んでいます。
時計を2つ使う
ブラウザのタイマーは、他の処理が重いと平気で数十ミリ秒ずれます。それで太鼓を叩くと、酔っ払いの手拍子のようなリズムになります。
そこで、0.025秒ごとに起きる雑な時計は「これから0.12秒の間に鳴る音」を予約するだけにして、実際に鳴らすのは音声専用の正確な時計に任せています。雑な時計が少し寝坊しても、起きたときに先の分をまとめて予約するので、リズムは揺れません。音楽アプリでよく使われる定番のやり方です。
光るほうにも同じ予約を使っています。音を予約したときに光らせると0.12秒早く光ってしまうので、「この時刻に鳴る」という予定を積んでおき、画面を描くたびに時刻を過ぎた予定だけを取り出して提灯を光らせています。音と光のずれは、思ったより簡単に気づかれます。
録音はひとつも使っていない
太鼓も笛も掛け声も、その場で計算して合成しています。だからページはすぐ開き、何時間流しても同じ録音のくり返しになりません。
| 楽器 | つくりかた |
|---|---|
| 大太鼓 | 105Hzから48Hzへ沈む低い音(胴鳴り)に、もう一段高い響きと、皮を打つ短い雑音を重ねる |
| 締太鼓 | 340Hzから240Hzへ下がる0.09秒の短い音に、縁を打つカチッという高い雑音 |
| 笛 | わずかに低い音からすべり込み、少し遅れてビブラートがかかる。息の雑音も混ぜる |
| 鉦 | 整数倍にならない高さの金属的な音を3つ重ねる。チャンは0.3秒響かせ、チキは0.06秒で止めて音程も少し下げる |
| 掛け声 | ギザギザの波を、母音の響きを作る2つの帯域に通し、その帯域を口の動きに合わせて動かす。「わっ」「しょい」「そーれ」で動かし方が違う |
| 鈴 | 5,200Hz前後の澄んだ音と、7,000Hzより上の細かい雑音 |
いちばん無茶なのは掛け声です。人の声の録音を使わない縛りなので、単体で聴くと人間にはあまり聞こえません。でも大太鼓と鉦のすき間に置いた瞬間、祭りの喧騒の中の誰かの声に聞こえます。音の説得力は、単体のリアルさより、まわりに何が鳴っているかでかなり決まります。
最後に、全体に短い残響をうっすら足しています。計算で作った音は乾いていて、そのままだと夜の野外らしさが出ません。6つ全部が重なったときに音が割れないよう、音量の山をならす処理もかけています。
夜祭りは音の数で育つ
画面の夜祭りは、鳴っている楽器の数に合わせて育ちます。
- 提灯は楽器ごとに1つ。鳴っている楽器の提灯が灯り、その楽器の音が鳴るたびにふくらんで光ります
- 群衆は4人から始まり、6つそろうと18人に。音が増えるほど大きく揺れ、掛け声のたびに手が上がります
- 櫓の上の太鼓打ちは、左手が大太鼓、右手が締太鼓に合わせてバチを振り下ろします
- 櫓の木の色も、楽器が増えるほど明るく温かい色になります
6つ全部がそろうと宵宮MAX。そろった瞬間に一度だけ「そーれ」と鈴の飾りが入り、夜空に花火が上がり始めます。この合図はMAXから外れるまで二度と鳴らないので、何度もファンファーレが鳴ってうるさくなることはありません。動きを減らす設定にしている端末では、花火は上がりません。
シェアは6文字
構成は楽器ごとに「.(OFF)」「A」「B」の1文字ずつ、6文字のコードにしてURLに載せています。たとえば「AB.A..」は、大太鼓A・締太鼓B・鉦A。サーバーも短縮URLも要りません。リンクから来た人には、はじめの3楽器のおまかせ構成ではなく、送った人の構成がそのまま鳴ります。
楽しみ方
- 1つずつ足していく:大太鼓だけから始めて、1つ入れるたびに祭りがどう変わるかを聴く。提灯が灯っていくのも見どころです。
- 引き算で組む:全部入りの宵宮MAXから、1つずつ外していく。外したときに「足りない」と感じた楽器が、その囃子の要です。
- AとBの聴き比べ:同じ楽器でもBに替えるだけで雰囲気が変わります。締太鼓のBを足すと、後半に向かって前のめりになります。
- 作業のおともに:大太鼓と鈴だけの静かな構成にして流しっぱなしにすると、思いのほか落ち着きます。
- 構成を送りつける:気に入った囃子ができたらリンクで送って、相手の囃子と聴き比べ。6文字のコードだけで「この組み合わせが至高」の話ができます。
よくある質問
音が出ません
ブラウザは画面をタップするまで音を鳴らさない決まりなので、まず「🏮 はじめる」か楽器のボタンを押してください。iPhone は本体の消音(マナーモード)がオンだと Web ページの音も鳴らないことがあります。
シェアされたリンクを開いたのに鳴りません
リンクの構成は開いた時点で読み込まれていますが、同じ理由で自動では鳴りません。「🏮 はじめる」を押すと、その構成のまま再生が始まります。
別のタブを見ていたら止まりました
画面が隠れると再生を止めて、幕が戻ります。「はじめる」か楽器のボタンを押せば、今の構成のまま再開します。
データは送られますか?
何も送りません。構成はリンクの末尾(?mix=)に6文字で入っているだけで、サーバーに保存しているわけではありません。
最終更新