ゆび琴
13本の弦を、指ですーっとなぞってください。それだけで雅なグリッサンドが鳴ります。どの弦をはじいても「和」になるチューニングです。
- 🎋 13弦
- 🔊 音を出して
- 📱 指でなぞる
- 🆓 無料・登録不要
🔊 音を出して弾くのが本体です
遊び方
- 👆 はじく弦にタップで「ポーン」。左端に書かれた一〜十・斗・為・巾が、本物のお琴と同じ弦の名前です。
- ☝️ 縦になぞる弦を横切るように指を上下に滑らせると、グリッサンドが流れます。速くなぞっても間の弦は1本も飛ばしません。
- 🌸 みちびき金色に光る弦をはじくと次の弦が光ります。それを続けるだけで1曲完奏。タイミングは自由で、失敗はありません。
曲は「さくらさくら」と「うさぎ」。⛶ で全画面にすると、弦が画面いっぱいに広がります。
つくりの話
外れた音が1本も張られていない
13本の弦は、都節音階(みやこぶし)のミ・ファ・ラ・シ・ドの5音だけで調弦してあります。「さくらさくら」で聞きなじみのある音階です。
| 弦 | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 十 | 斗 | 為 | 巾 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 音 | ミ | ファ | ラ | シ | ド | ミ | ファ | ラ | シ | ド | ミ | ファ | ラ |
| Hz | 165 | 175 | 220 | 247 | 262 | 330 | 349 | 440 | 494 | 523 | 659 | 698 | 880 |
5音を3オクターブに並べただけですが、この琴の音楽らしさはほとんどこの表が担っています。使える音がこれだけなので、どの弦をどの順で弾いても和の響きになります。弾く人の入力を判定して正しい音を鳴らすのではなく、間違った音がそもそも存在しない楽器を先に作った、という順番です。
数字の弦が十で尽きたあと、11〜13本目に斗(と)・為(い)・巾(きん)という別の名前がつくのも本物のお琴のとおりです。
弦の音は「雑音を丸めて」作る
録音した音は使っていません。はじいた音は、Karplus-Strong(カープラス・ストロング)という古くからある合成方法で作っています。弦1周期ぶんの長さの雑音を用意して、それを少しずつ丸めながら繰り返し鳴らすだけ。最初の雑音が爪で弾いた瞬間の衝撃にあたり、繰り返すうちに高い成分から消えて、数十ミリ秒で澄んだ弦の音だけが残ります。
各弦の音は1.6秒ぶんを最初に一度だけ作って取っておき、あとは再生するだけなので、13本を一気になぞっても重くなりません。13本ぶんの音が重なると音が割れそうになるので、最後に音量の天井をつけて、単音には効かず重なったときだけそっと抑えるようにしています。
低い弦ほど、長く残る
音の消え方は弦ごとに少しだけ変えてあり、低い弦ほど余韻が長くなります。太くて長い弦ほど長く鳴る、実物の弦楽器と同じ性質です。差は1回の繰り返しあたり0.4%ほどですが、グリッサンドのあとに低音だけがふわっと残るのはこの差から来ています。全部同じにすると、13本がいっせいにぷつっと消えて電子音っぽくなります。
グリッサンドは弦を飛ばさない
指を速く動かすと、ブラウザが指の位置を知らせてくる間隔のあいだに、弦を何本も通り過ぎてしまいます。届いた位置の弦だけを鳴らすと、速くなぞるほど音が抜けてスカスカになる。そこで、前に鳴らした弦から今の弦までの間の弦を、順番に全部鳴らしています。グリッサンドの気持ちよさは「全部の弦が漏れなく鳴る」ことそのものなので、ここは手を抜けない部分でした。
柱は斜めに、弦は震えて
弦の下の白い三角は、琴の柱(じ)です。実物の柱は音の高さを合わせるために1本ずつ位置がずれていて、斜めに並んだ姿は雁の列にたとえられます。ゆび琴でも弦ごとに柱を少しずつずらし、斜めに並べました。
はじいた弦は中央がふくらむように揺れて、だんだん収まります。揺れは約1秒で止まり、音は1.6秒鳴るので、絵が先に静まって音だけが残ります。触った場所からは弦にそって光の粒が左右へ走り、みちびきで正しい弦をはじいたときは桜色に光ります。
みちびきは、ゲームにしなかった
みちびきモードで判定しているのは、「光っている弦をはじいたか」だけです。タイミングの判定も、ミス表示も、ゲームオーバーもありません。ゆっくり弾けばしっとりと、速く弾けば軽やかに。演奏の速さは間違いではなく、弾く人の解釈だからです。
画面の下には、いま弾いている歌詞がフレーズ単位で出ます。1音ずつ文字を出さなかったのは、「のやまも さとも」のように1文字に2つの音をあてる箇所があって、音と文字がきれいに対応しないからです。フレーズが変わるたびに花びら(うさぎでは光の粒)が少し舞い、最後まで弾くと、さくらさくらなら桜吹雪、うさぎなら月の光の粒が降ります。
記録も「自己ベスト」ではなく、曲ごとの通算完奏回数にしました。100回目のさくらさくらは1回目より上手かもしれませんが、勝ち負けではないので、数字は積み重なるだけで過去を上書きしません。
曲ごとに張り替える
さくらさくら(50音)は六〜十の5本の弦だけで弾けます。うさぎ(28音)にはさくら調弦に無い音が混ざるので、選んだ瞬間に13弦をうさぎ用の調弦(レから始まる、少し高めの音域)に張り替えます。曲に合わせて調弦を替えるのは、本物のお琴でもふつうに行われることです。
さくらさくらは、江戸の末ごろに子どものお箏の手ほどき曲として作られたとされています。はじめての琴にさくらさくら、という組み合わせは、昔の稽古と同じ順番です。
楽しみ方
よくある質問
音が出ません
音はブラウザの中で合成していて、最初に弦に触れた瞬間に鳴りはじめます。iPhone は本体の消音(マナーモード)がオンだと Web ページの音も鳴らないことがあります。
みちびきで、光っていない弦を弾いたら?
ふつうに鳴るだけで、減点もやり直しもありません。光っている弦をはじいたときだけ曲が先へ進みます。
「うさぎ」を選んだら音が変わりました
うさぎの旋律にはさくら調弦に無い音(レ)が出てくるので、曲を選んだ瞬間に13弦をうさぎ用に張り替えています。「じゆうに弾く」に戻すと、さくら調弦に戻ります。
完奏の記録はどこに保存されますか?
曲ごとの通算完奏回数が、お使いのブラウザの中だけに保存されます。サーバーには何も送りません。
最終更新