スイングバイ!
引っ張って、離す。あとは重力にまかせる。惑星スレスレをかすめて加速するスイングバイで、燃料ゼロの探査機を宇宙の果てへ。
- ⏱ 1回10秒〜1分
- 🔊 音あり
- 📅 星系は日替わり
- 🆓 無料・登録不要
探査機を引っ張って、離す。惑星のそばを通ると——曲がる。
遊び方
- 👆 引っ張る星系の画面のどこからでも、指を押しつけたまま引きます。パチンコと同じで、引いた反対側へ飛びます。引きが長いほど速く、上限まで引くと「ぜんりょく!」と出ます。
- 👀 先読みを見る引いている間、飛ぶ向きに点線が伸びます。これは本物の計算で少し先まで飛ばした未来の軌道。ただし見えるのは最初の曲がりはじめまでです。
- ✋ 離す離した瞬間に発射。そこから先は一切操作できず、惑星と太陽の重力だけが探査機の行き先を決めます。
終わったら画面をタップするか「もういっき」ですぐ次の一投。「🗺 星図を消す」で過去の軌跡をまっさらに、「📸 ほぞん」で星図を画像に、「📤 シェア」で今日の星系へのリンクを送れます。
称号一覧 — 全8種
フライトが終わると、終わり方と距離、スイングバイの回数で称号が決まります。結果カードとシェア文に入るので、派手に失敗した回にも名前がつきます。
重力の彫刻家スイングバイ3回〜
3つ以上の惑星をかすめたフライトの称号。太陽に落ちたり衛星になったりしない限り、最後に惑星にぶつかってもこの称号になります。
重力に愛された衛星衛星認定
2回以上スイングバイしたうえで、60秒間星系の中を飛び続けた最高難度の終わり方。
人工衛星衛星認定
スイングバイ1回以下で、60秒間星系にとどまったとき。ぐるぐる回った距離もまるごと記録になります。
星間飛行士通信途絶
惑星を1〜2回かすめて、星系の外まで飛び出したとき。いちばん見る機会の多い「成功」の称号です。
まっすぐな旅人通信途絶
どの惑星にも近づかないまま、星系を出ていったとき。強く引きすぎるとこうなりがちです。
衛星のたまご不時着
スイングバイ2回以下のまま、惑星に激突したとき。結果カードには「💥 不時着」と出ます。
イカロス蒸発
あまり飛ばないうちに太陽に落ちたとき。画面が白く光り、低い爆発音が鳴ります。
太陽に帰った彗星蒸発
ある程度の距離を飛んだあとで太陽に落ちたとき。同じ蒸発でも、遠回りしたぶん名前が少しロマンチックになります。
つくりの話
スイングバイを指1本で
惑星のすぐそばをかすめるように飛ぶと、探査機は惑星の重力に引かれて向きを変え、速度をもらって飛び去ります。これがスイングバイ(重力アシスト)です。探査機のボイジャー2号は木星や土星を、はやぶさは地球を使ってこの方法で軌道を変えました。燃料を使わずに速くなる、宇宙探査でいちばん美しい技のひとつです。
このトイでは、その理屈を「引っ張って離す」だけで試せるようにしました。操作できるのは発射の1回だけ。曲がるのも加速するのも、すべて重力の計算の結果です。
重力の計算は1秒を120に刻む
探査機には、太陽とすべての惑星からの引力が同時にかかります。距離の2乗に反比例する、教科書どおりのニュートンの重力です。これを1秒を120に刻んだ一定の間隔で計算し、乱数は一切使っていません。同じ向き・同じ強さで投げれば、必ず同じ軌道を飛びます。
ひとつだけ手を加えているのが、天体の中心にきわめて近づいたときの扱いです。そのままだと引力が無限大に近づいて計算が壊れるので、距離にごく小さな値を足して和らげています。副作用として超至近距離のスイングバイは本物よりおだやかになりますが、そのぶん「攻めがいのある危険域」になりました。
惑星の質量も距離も実際の太陽系とは違います。実寸の太陽系をスマホの画面に収めると、惑星は1ピクセルより小さくなってしまうからです。逆2乗の法則やエネルギーのやりとりといった仕組みは本物、大きさは見やすさ優先、という割り切りです。
「1投目で気持ちいい」を生成器が保証する
星系を毎日ランダムに作ると、どう投げてもすぐ墜落する日ができてしまいます。そこで星系を作るたびに、「真上へ中くらいの強さで投げる」という素直な1投目をその場で計算しています。1.5秒以上飛び、惑星を少なくとも1回かすめ、惑星にぶつからない。この条件を満たさない星系は捨てて作り直します(最大40回)。
星系は太陽が1つと惑星が3〜5個。惑星が発射台に近すぎる配置も作り直しの対象です。
点線は最初の曲がりはじめまで
引いている間の点線は、飾りの直線ではありません。実際の重力計算で46ステップ(約0.4秒ぶん)だけ先に飛ばした、本物の未来です。
この長さがゲームの性格を決めました。全部見せれば答え合わせになり、何も見せなければ運任せになる。曲がりはじめだけを見せて、その先は投げてから知る。この「惜しさ」が、もう一投の理由になります。
失敗するほど星図が育つ
飛んだ軌跡は、終わったあとも薄い光の線として画面に残ります。太陽にまっすぐ落ちた線も、惑星を二重にかすめた曲線も重なって、何度も投げるうちに画面が星図になっていきます。失敗が損にならず、むしろ作品の材料になる。リトライが一瞬なのはそのためです。
軌跡は一定の距離を進むごとに点を記録しているので、カーブのきついところほど点が細かくなります。残すのは直近の14本まで。それより古いものから消えるので、星図が際限なく濃くなることはありません。
太陽を狙ったのに当たらなかった
自動テストで「発射台から太陽めがけて撃てば蒸発する」という項目を書いたところ、失敗しました。調べると計算は正しく、途中の惑星の重力で軌道がそれて、太陽を外れて星系の外へ飛んでいったのです。重力が何体もからむ世界では「狙えば当たる」は成り立ちません。テストは「太陽の真上から初速ゼロで落とせば必ず落ちる」に書き直しました。
音はすべてその場で合成
録音した音は使っていません。
- 重力の音:飛んでいる間、各天体の質量を距離で割った値(重力の井戸の深さ)を合計し、1本の音の高さと大きさに変えています。惑星や太陽に近づくほど音が高く、大きくなり、遠ざかると静かに消えていきます
- 発射音:雑音の高さを一気に引き上げる「シュッ」
- チャイム:スイングバイが決まるたびに鳴り、回数が増えるごとに音程が上がっていきます。3連続で決めると上昇するアルペジオになります
- 爆発:太陽に落ちると低く、惑星にぶつかると少し高めの音
楽しみ方
- まず真上に中くらい:どの日の星系も、この1投で惑星を1つはかすめるように作ってあります。そこから少しずつ角度をずらすのが攻略の入口です。
- かすめる深さを詰める:惑星の周りの点線の輪(半径の2.6倍)に入るとスイングバイ成立。内側に寄せるほど大きく曲がって速くなりますが、本体に触れれば不時着です。
- 衛星認定を狙う:星系の外へ出さず、ぶつけずに60秒。強さと角度を少しずつ変えて、星系の中を回り続ける軌道を探します。
- 星図を作品にする:何十投か重ねたら「📸 ほぞん」。直近14本の軌跡が重なった星図がPNG画像になり、ファイル名にその日の日付が入ります。
- 同じ星系で勝負する:シェアしたリンクを開いた人は同じ星系で遊べるので、距離と称号を比べられます。
よくある質問
「衛星認定」とは何ですか?
発射から60秒ぶん(計算上の時間)、太陽にも惑星にもぶつからず、星系の外にも出なかったときの終わり方です。半分の30秒を過ぎると画面下に残り秒数が出ます。
きょりは何の距離ですか?
発射してから探査機が実際に飛んだ道のりの合計です。スタート地点からの直線距離ではないので、惑星のまわりを回るほど伸びます。「万km」はゲーム内の目安で、実際の太陽系の縮尺ではありません。
星系はいつ変わりますか?
日本時間の0時に切り替わり、その日は誰が開いても同じ配置です。シェアしたリンクにはその日の星系が入っているので、受け取った人も同じ星系で遊べます。
ベスト記録はどこに保存されますか?
星系ごとに、お使いのブラウザの中だけに保存します。サーバーには何も送りません。音は最初に画面に触れたときから鳴り始めます。
最終更新